イングランドにある地中海の緑?:エデン・プロジェクトMediterranean Biome

2008/07/15 07:44

 

世界一の巨大温室、エデン・プロジェクトのバイオームのウォッチングを続けます。今日は熱帯雨林の温室の反対側にある地中海の植生を再現した温室、Medeterranean Biomeについて紹介します。こちらのドームは、6,540㎡、もっとも高いところで30mと、熱帯雨林バイオームの15,590㎡、最高高さ50mに、規模は劣るものの、その内容は盛りだくさんで、このエデン・プロジェクトの目玉施設の一つになっています。

 

オリーブやラベンダーなどの中を散策。

ミカン畑の再現。日本のミカン畑と違うのは、細長く伸びるイタリアン・サイプレス。

こちらの温室は温度設定を冬場で9℃、夏の最高を25℃に設定し、1,013種類の植物を展示しています。温度の設定は、緯度30度から40度の温帯の温暖で、夏場に乾燥し、冬場が寒冷で雨量がある地中海性気候の環境を意図したものです。地域としては、地中海だけではなく、南アフリカやカリフォルニアの緑を見せるとともに、その香りも体験させ、さらにそこの緑に関連する展示が、広い温室を散策する中に展開していきます。

 

地中海性気候の植物が健康に良いという説明書きも。

電気設備ボックスも絵とバイクでカリフォルニアのイメージづくりに貢献。

こちらの温室でも、生活の中に緑がどのように貢献しているかを見せる展示が中心で、分区園のように細分化されたテーマの中には、ワインやオリーブ、ミカン類などの果実といった食物としての植物の他に、コルクやタバコ、そして香水などといった緑と人との関係を理解させてくれるものになっています。

そういった中で、コンポストであるとか、雨水を利用した散水装置なども、緑の中に溶けこむように展示され、緑だけでなく、地球環境に対する考える事を促すようにもなっています。この施設を見て、それだけで地球環境を知る事は、無理だとしても、知ろうとするきっかけになる事が大切だと思います。特に、辺鄙な場所にあるにもかかわらず、ここに来る来訪者のうち、年間3万人近い小学生がいる事を考えると、その展示が子供でも解るように易しく、しかも面白い事といった展示は、これからの日本の植物園などでも見習うべきものだと思います。

雨水をタンクにためて、重力による自然流下による点滴散水方法の展示。

コンポストも展示物。






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