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模型で世界の建築をウォッチング:リチャード・ロジャース展(ロンドン、デザイン・ミュージアム)

2008/06/08 11:01

 

型で世界の建築をウォッチング:リチャード・ロジャース展(ロンドン、デザイン・ミュージアム)

今日はアーバン・ガーデンというよりも、世界中のアーバンなエリアに建つ建物をウォッチングしてみたいと思います。ここ数日、このブログでお伝えしているロンドンのテームズ川沿い、ロンドン・ブリッジの近くにあるデザイン・ミュージアムでは、建築家のリチャード・ロジャース展が8月25日まで開催されています。その展示の多くは、模型と図面なので、見ているだけでも楽しめるものだと思います。

紹介は以下のページをご参照下さい。↓

http://www.designmuseum.org/exhibitions/2008/richardrogers

 

テームズ川プロムナードから見るデザイン・ミュージアム。写真左の小さなガラスのケースは、シティに建つ新しい計画建物の模型。

さて、リチャード・ロジャースって誰?という方も多いと思います。(ロイ・ロジャースなら知っている?あれはアメリカの昔のTVの歌うカウボーイ。映画「ダイ・ハード」のマクレーン刑事が名乗っていたロジャース。アレとは違う)

 

今回の展示の一部、パリ・ポンピドーセンターの模型。これで大当たり。実際の建物は赤や青の配管が建物の周りを走り回る。

リチャード・ロジャースは正確には イギリスの建築家リチャード・ロジャース卿(一代限りの男爵)。ロンドンのAAスクールで建築を学び、アメリカのイェール大大学院で同級のやはりイギリスの建築家ノーマン・フォスター(先日お伝えしたキュウリ、ガーキンや香港上海銀行の建築家)と1970年代に4人で設計をはじめ、その後、建築家レンゾ・ピアノ(大阪国際空港の設計者・・日建設計との共同設計ですが)とパリのポンピドーセンターの設計で一躍脚光を浴びます。

 

ロンドンのシティの中心部に建てられるビルの模型。そのそばにガーキンと、ロイズも見えます。

設計過程で作られた選択肢としてのスタディ模型の展示されています。

このロンドン・ブリッジの近くシティ内にあるロイズ・オブ・ロンドン・

インシュアランスマーケット・アンド・オフィスのハイテク建築は、その代表作といえるもの。(フォスターのガーキンのすぐそばにあります。明日はこのロイズのアーバン・ガーデン?を紹介しましょう)

 

ポンピドーでもロイズでも共通するのは、ハイテク、あるいは空調などの設備系の配管などの建築でいう臓物が、普通は見えないところに収まっているものを、むき出しにし、それを外側に出して、むしろデザインとして見せるようにし、さらに将来の設備更新を容易にするという機能を持たせた建築といったところでしょうか。

 
ロンドンの木製の模型も展示。

ローマの新しい模型とスケッチ。

私もランドスケープが専門ですから、建築の専門はこの程度として、展示の内容についてみると、模型の木製からアクリルまで、スケールも建物単体から街の大きなエリアを含むものまで、それ自体を眺めているだけでも十分楽しめる展示です。また、平面図や断面図、パースといった展示も豊富で、しかもスケッチ風のドローイングもあり、建築家の思考過程に少しだけでも触れることができるかと思います。テームズ川沿いのプロムナードにある展示模型はミュージアムに入らなくても無料で見られます。これだけ見ても面白いと思います。ロンドンに夏までに行かれる方は、旅の合間に是非どうぞ。


埼玉アリーナのコンペ案。コンペで負けても、プランや模型をうまく使っていますなー。

これもコンペで負けた案。有楽町の国際フォーラムの断面図。漫画風のフリーハンドスケッチが面白い。

ロンドンのミレニアム・ドームの模型。007シリーズの映画「ワールド・イズ・ノット・イナフ」にも出てきます。この屋根でボンドが大立ち回り。

プロダクトデザインの展示も面白い。窓からの眺めも良い。

日本のものも多く展示されています。ラムネのビンも。

海外の庭園については、別ブログ「海外庭園散歩」としました。今日はロンドン・ケンジントン・ガーデンズを紹介中。もっと緑の中をバーチャルで散歩して見たい方はどうぞここをクリック→ http://landmaster.blog116.fc.com/




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